せっかくのGWだというのにどこにも出かけずに自宅で過ごしている管理人です。
以前に
こちらの記事でWindows 7について書きましたが、今回はこのOSの入手方法についてちょっと書いてみたいと思います。
実はこのWindows 7は、ボリュームライセンスというものを利用して入手しました。
ボリュームライセンスと聞いてもピンとこない方も多いかもしれませんが、会社でソフトをまとめて購入する時等に利用する大量購入の販売形態です。
法人でもないのにそんなことできるの?と思ってしまいますが、Microsoftでは個人でも利用可能な契約形態として、オープンライセンス(Open License)というものを用意しているのです。
オープンライセンスで購入するには最低でも3ライセンス購入することが必要で、他にも条件があるのでよーく確認して購入するのが無難です。
ちなみに管理人と相方は
こちらの情報を参考にして入手しました。
利用している人がそんなに多くないのかオープンライセンスに関しては情報が少ないのですが、その中でもこのサイトはわかりやすく説明していると思います。
今回のWindows 7の入手で利用したのは、ソフトウェア・アシュアランス(SA)。
契約期間内に新しいバージョンが出たときにバージョンアップできるという、OSのライセンスとは別で購入する有償のオプションです。
基本のOSのライセンス(Windows Vistaとか)があって、それにSAも併せて購入するという感じですね。
しかも、PCにプリインストールされているWindowsや、DSP版のWindowsのライセンス、単体で販売されているWindowsのライセンスであっても、SAを購入することができるのです。(ただし、購入して90日以内にSAを購入する必要がありますが・・・)
このSA、どんなメリットがあるのかと言うと・・・
通常、バージョンアップ版のライセンスを利用する時は、「アップグレード元のOSと同一のハードウェアにセットアップする必要がある」というのが大前提だと思います。
しかし、SAを購入しておくと、この制約がなくなるのです!
例えば、「Windows VistaがプリインストールされているPC」と「SA」を購入したとします。
元々購入したのはWindows Vistaですが、SAでバージョンアップできるので、Windows 7を利用することが可能です。
このWindows 7を、別のWindows XPがインストールされているPCにインストールして利用することができてしまうという訳なのです。
その他のメリットとしては、Windows 7を仮想環境で利用する場合、1ライセンスあたり最大4つまで仮想OS上で利用することができます。
また、1つのライセンスキーで最大で50回までインターネット経由でのアクティベーションをすることもできるようです。
管理人は自作PCにはあまり手を出さないのであまり関係ないですが、自作派には便利かもしれません。
あと、ボリュームライセンスユーザー専用のエディションであるEnterprise Editionも利用することができます。
デメリットというよりは注意点かもしれませんが、オープンライセンスの契約は2年間なので、SAのメリットが享受できるのもその2年間のみです。
契約期間満了後は、SAの移動(他のハードウェアにOSライセンスを移動)することもできませんし、当然バージョンアップもできません。
また、契約延長もできないですが、そのかわり契約期間満了後90日以内にオープンライセンスを新たに契約しなおすことで、旧契約のライセンスをそのまま引き継ぐことができるようです。
ただ、オープンライセンスでの購入の為、最低3ライセンス購入しないといけないという前提があるので、他に2つライセンスを購入することが必要です。
制約は色々とありますが、ライセンスを使用する権利自体がなくなる訳ではないですし、期間満了後であっても専用サイトからOSのISOイメージをダウンロードすることは可能です。
OS自体にダウングレードの権利があるおかげで、Windows VistaやXPのISOイメージもダウンロード可能ですし、サービスパックがある場合はサービスパック適用済みのイメージがダウンロードできます。
特にXPは未だに現役で使用されていることが多いにも関わらずメディアの入手は困難になってきているので、何らかの事情で旧バージョンのOSが必要!という方にも役に立つかもしれませんね。